かんたん解説!指圧マッサージはどんなもの?

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今回は指圧マッサージについてお話していきます。わたしは、指圧マッサージと鍼を使った施術を得意としております。どちらもなくてはならない存在であり、一緒に使っていくことにより大きな効果を得られるのだと考えています。

指圧マッサージをすることで体はしっかりとゆるみ、鍼を受け入れる状態も作ることができます。なおかつ触る感覚というのは、リラックス効果を生むのでとても安心します。自分自身が施術して得た経験とたくさんの施術を受けてきた経験をもとにお話しできればと思います。

指圧マッサージの良さについて少しでも参考になることがあれば嬉しいです。

指圧について

指圧がどんなものなのか、効果ってどの程度なのか簡単にご紹介します。

押し方

指圧は主に凝り固まった部分に「一点圧」を入れてほぐすやり方になります。指圧は少し痛くて気持ちいい程の感じの方がちょうど良くゆるんでいきます。あまり痛すぎても、身構えてしまったり・力を入れてしまいます。反対に弱すぎるとやられた感が薄れてしまい、終わった後の爽快感も弱いように感じます。

よく患者様より揉み返しの有無について聞くこと多いです。実際に、わたしも施術を受けて揉み返しがあったことはよくあります。でもそれは必ずしもマイナスなことではなく、好転反応による痛みが後日現れることが説明不足により揉み返しの痛みと判断されてしまうことも多いようです。

どちらもだるさや違和感は出てくることがあり、その後の抜け感というかスッキリ感に違いがあります。揉み返しは痛みがだらだら続きますが、好転反応による違和感は次の日には気持ちいい感覚が訪れるといった感じでしょうか。わたしの経験としてはこれは多いです。

効果

鍼×指圧でまず思うのは指圧で緩めることにより、体がゆるみ鍼の受け入れが良くなって入りやすくなるということです。筋肉が緩んでいるということは、その部分の血流が増加して温まっている状態なのです。

鍼をするときにおこなう前揉捏(鍼をする前にもむこと)が全身にできるような感じでしょうか。どこが凝っているのか探れますし、鍼をしなくても緩んでくれればこれは効果があったことなのでしょう。

なにより気持ちいいと感じることは脳にもいい効果が得られますし、楽になって気持ちいいなんて最高ですよね。

指圧の仕事

指圧は楽しいお仕事です。どんなことがあるのでしょうか。

魅力

指圧って色々な場面で役に立っています。わたしは、現役で働いている方や学生の方、妊婦の方、寝たきりの高齢者の方など様々な年代に施術をさせていただいております。指圧ってどの世代の方にも好まれますし、抵抗がなく受けられるものであり誰でも受けてもらえるのが魅力なんです。

ましてや服の上から施術が可能なので、わざわざ着替えなくてもいいです。「ちょっとここ揉んでよ」と椅子に座ったままも可能です。施術ベッドも特に必要とせず、自分のいつも寝ているベッドや布団でも落ち着いて施術を受けられるは魅力の一つですね。

・着替えずにすぐできる
・場所を問わない
・どの年代にも可能

活躍の場

良くいわれる高齢化社会によりリハビリの現場などで活躍することも多くなっています。そしてテレワークやデスクワークといった静的な仕事を同じ姿勢で続けることによる体の疲れにも最適でしょう。最近特に思うのは、妊婦の方のホルモンバランスの乱れや体型の変化による体の疲れにはマッサージは必要でしょう。

おまけ

少し経験をお話しさせていただきます。

指圧との出会い

鍼灸学生1年の時に日本指圧協会が開催している勉強会に参加したのが指圧との出会いでした。基本的には母校の学校の生徒が参加する勉強会に別の学校でしたが快くOKをもらいました。一人でどうしたらよいか迷っている場面で、ベテランの先生より「見てあげるよ」と声をかけていただき一緒に練習を行いました。

その際のベテラン先生がとても強い圧で「イタタ」となるような指圧でしたが、終えた後にはスッキリ爽快していました。なぜこんな痛いのにスッキリしているのか不思議で感動したのを今でも覚えています。学校の勉強だけでは不安だったのでとても嬉しかったところ「うちで今度練習してみる」とお誘いをしてもらいました。

そこから1ヶ月に1回ほどでしたが、練習をお願いして実践的な経験を積むことができたのです。

 

まとめ

 

活躍の場はたくさんあると思いますし、どこでも働くことが出来ます。今後も世の中のさらなる発展や発達に寄り添って、我々のような施術者がサポートしていけたら幸せですね。

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