こんにちは!グッドグッド鍼灸の「なる」です。
今回は鍼の効果についてご説明いたします。
患者様から『鍼(はり)』ってどんな効果があるんですか?と質問を受けることが当たり前ですがあります!その時に言葉が詰まるように説明してしまうとなかなか信頼に結びつくことが難しいと思われます。
わたしたちの当たり前は患者様からしてみるとわからない部分が多々あります。
簡単に、尚且つわかりやすく伝える必要があると考えています。
わたしなりに、くだけた内容で実際に患者様に伝えている説明や雰囲気をご紹介します。
悩める新人鍼灸師のみなさんの少しでも参考になれたら幸いです。
『はり』ってどんなもの?
まずはじめに必要になってくるものは「はりってなんですか?」ということです。
わたしは主に『(山正)NEO ディスポ鍼 4本パック【2番×1寸6分】』を使用しています。4本入りはとても使いやすくスムーズに施術が進められます。その4本入りを直接見てもらっています。さらには折り曲げたり触ってもらいどんなものか確かめていきましょう。
必要あればわたし自身の手に刺して見せたり、また患者様の痛みの少ないところ(例えば筋肉の張りが弱いなど)にお試しをしています。
正直、ことばではり本体の詳しいことを話していても患者様からしたら「ふ〜ん。」程度です。そのため、説明は最小限にして「髪の毛くらいの細さです」「わたしが良く使う鍼はとても柔らかくて基本的には出血はおこる心配はありません」などと伝えています。
この時に大事なのは、はりってものが危険ではないと思ってもらうことが大切です。
『はり』って痛くないの?
聞かれるベスト1はやはり「はりって痛くないんですか?」の質問です。
まったく痛くありません。ですが人によって痛みの感度は違うので、はりが触れただけでも痛いと思ってしまう方もいました。
わたしは学生さんや新人鍼灸師さんの練習を受けますが、ほとんど痛みを感じることはありませんでした。やはり学校できっちり練習しているので基礎がしっかりしているんですね。そのためよっぽど変な体勢でいないかぎりは痛みはでないと考えています。
良くする会話としては、お医者さんが使う注射針とは長さや太さが違います。それに柔捏(じゅうねつ)をしてからはりをするので筋肉がゆるんでいる状態ですから入りやすいんです。などとお伝えすると安心されますね。
『はり』の効果は?
わたしが思うに、はりは効くと思った方へ特に効果が高いと感じます。施術を繰り返していくうちに、「行ってみたら〜と言われたので」といってくる方と「良いって紹介されて興味があって来ました」との方では施術後の表情がまるで違います。
もちろんどんな方にも硬くなった筋肉をほぐすのに、はりは有効です。実際にはりをしながら超音波エコーで確認するとゆるんでいる様子がわかります。わたしは学生時代に実証しているところを見たことがありますが、「はりってすごいな〜」と感じることができました。
しかしながら恐怖心や疑いがあるとどうしても緊張を強めてしまい筋肉はより硬くなってしまいがちです。そんな時こと施術者の安心できる言葉かけが必要ですね。
なぜ『はり』をするのか
はりの特性はやはり指では届かないところに届くというところではないでしょうか。わたしの場合は筋肉の深いところのコリを解消するやり方です。もちろん指圧だけでもコリはほぐれますが、姿勢を変化させたり日常に戻るとまだ何か違和感が出てきます。
そういったことを解消するためには、はりを使って根本を刺激する。そこは鍼灸師ができる強みなのだと思っています。体の不具合を調整するためには、はりって良いですよ!かならず患者様にお伝えしています。
まとめ
初めは何度も失敗して、効果を感じてもらえず患者様を帰らてしまうことが多々ありました。
しかし現在では、はりの使い方を理解しほぐすことに重点を置いているためリピートも増やすことができています。わたしのモットーは、単純ですがはりで原因となるポイントを直接的に刺激してゆるめる!
そのやり方が一番あっているのだと思い、毎日施術をおこない楽しんで過ごしています。
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